専門学校に行った人を尊敬している話

高校3年生の時、自分の進路は大学進学以外ないと、当然のことのように思っていました。

自分と違う道を選んだ人のことを、当時は特に何も思っていなかったのですが、最近になって、「専門学校に行った人ってすげぇな」という感情が沸き上がってきました。

何がすごいって、「高校3年生の時に具体的な将来の職業を思い描けている」ということが、はちゃめちゃにすごい。
専門学校と大学の違いは、職業訓練をする場所と学問をする場所という違いなわけで、将来の職業が思い描けていないと専門学校は選べないと思うのです。
私なんか、大学2年生が終わろうとしている今この瞬間でさえ、自分の将来の職業なんて想像がつきません(焦ってます)。
それに比べて専門に行った人は、高3の時にもう想像がついているのです。
やりたいことが決まっている人にとって、専門学校は、やりたいことへの最短ルート
これは逆算なくしては進むことのできない道です。

専門学校を選ぶのは、勇気のいることだと思います。
「やっぱり好きじゃなかった」時は、きっと大変です。
それでも、自分の「なりたい」「やりたい」という気持ちを信じて、逃げ道のない最短ルートへと走っていく。
かっこいい。すごい。

なんとなく大学生になった人より、ずっとかっこいい。
だから、私なんかよりもずっとずっと、すごい。

もちろん、なりたい職業への最短ルートが大学って人もたくさんいます。
そういうことをちゃんと考えて大学生になった人も、すごいと思っています。
逆に、なんとなく専門学校に入った人もいるのかも。
(言うまでもないけど、高校卒業してすぐに社会人になった人もすごい!)

私は、「自分は何が好きで、何がやりたくて、何ができるのか」がわからず、それを探すために大学に入学しました。
高校生の頃は、あれもこれも好きで、あれもこれもやりたくて、どれもできる気がしていたのです。
でも、ここまでの大学生活2年間、自分を探るために色々なことに首を突っ込んで、ようやく、なんとなく輪郭が見えてきた気がしています。

私は大学に入学したことを後悔していません。
「大学生」という肩書はこの上なく便利だし、人生の休日かってくらい大学は楽しい。

専門学校がいいとか大学がいいとか、そういうことではありません。
「自分の意志で、自分の考えで、自分の責任で、自分の将来のための道を決めることができる人」が尊敬できる。
そういう人になりたい。
そういう話です。

高校の同級生で、専門学校に行った人は、もう就職です。
頑張れ、社会人。
負けないで。

itoi

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