リトルカブ

今日は、私のリトルカブさんをご紹介させてください。
スーパーカブを小ぶりにした感じの可愛い原付バイクです。

買ったのは去年の11月。
乗り始めて半年以上経ちました。

原付がほしい、とずっと思っていました。
で、リトルカブがいい、と決めていました。
たまたま地元を歩いてる時に、リトルカブが停められてるのを見て、ほぼ一目惚れです。
ビーノとかベスパとかも可愛いけど、リトルカブは段違いに可愛い。

買ってから約9ヶ月、こいつにして正解だったなぁと思っています。
リトルカブ以外乗ったことがないので比較できないのですが、とにかく思うのは、ギアチェンジが楽しい！
私のリトルカブはセルなしなので3速。
ギアがないスクーターとかにしてたら、この楽しさはなかったのでしょうね。

ギアチェンジは意外とすぐに慣れたのですが、最初は大変でした。
中古バイク屋のおっちゃんに、2時間くらい練習に付き合ってもらって、なんとか自力で乗って家まで帰ったのを思い出します。
あの時が間違いなく今までで一番大変でした。
中古バイク屋から家まではたった12kmですが、1時間半くらいかかりました。
道を間違えて押して戻ったり、一通地獄にはまって押して歩いたり、高速道路に乗りそうになって押して戻ったり。
とにかく「エンジンを切って歩行者になる」作戦を多用しました。
問題だったのは、操縦もそうですが、運転中に地図が見られないということ。
ちまちまとGoogleマップを見ながら運転していたのですが、曲がらなきゃいけないところを通り過ぎたり、全然違う方向に曲がったりして、方向音痴を遺憾なく発揮していました。
皮の手袋も慣らしてないから硬くて辛かったし、バイクで走る11月はとても寒かったです。
スマホの充電もどんどん少なくなっていくし。
途中で立ち寄ったセブンイレブンで温かい飲み物を飲んで、目頭がちょっと熱くなりました（笑い話）。

私って乗り物の運転に全然向いてないんですよね。方向音痴だし、空間認識能力も低いし。
今でも初めて行く場所ではだいたい迷いますが、最初のころに比べればだいぶマシになりました。
のんびりやっています。

カブは仕事用によく使われていて、乗ったことがある人が多いんですよね。
だから、何かトラブっても助けてもらいやすいです。
前に道端でエンジンが止まっちゃって困ってたことがあったんですが、近くで工事をしていたおじちゃんたちが直してくれました。
（「カブ乗ってたんですか？」と聞くと、「昔ちょっとね…（ニヤ）」と返ってきて、その謎めいた感じにちょっとときめいたりもしました。）

リトルカブにはほとんど文句なしですが、ヘルメットをシートの下に収納できるバイクはちょっと羨ましいです。
ヘルメットホルダーには鍵がありますが、顎の留め具のところを切られたら簡単に盗まれそう。
ヘルメットを盗まれたら、乗って帰れないから大変ですよね。
まぁでもヘルメットの盗難なんてかわいいもので、本体を盗まれたらどうしよう…といつも思います。
リトルカブ、中古バイク屋のおっちゃんに、「日本一盗まれやすいバイク」と太鼓判をいただいています。
軽いから、鍵をかけていても大人二人がトラックで盗みに来たら、ひょいっと持ち上げて持っていかれちゃうんですって（怖すぎ）。
しかも黄色って、他の色に比べて人気みたいで、売値が高いんですよ。
鍵をかけていても、持っていかれるときは持っていかれますから、とにかくバイクカバーで「リトルカブだとバレないようにする」が一番大事だと思っています。
安い50ccバイクを盗むのはさすがに業者も割に合わないからほとんどしないそうで。とにかくカバー。日焼けも防げるし。

いろいろと不安も付きまとうリトルカブですが、乗るたびに「かわいいなぁ」と思えるから全然後悔してません。
バイク駐輪場でいろんなバイクと並べて停めても、「うちの子が一番かわいい」みたいな気持ちになります。
茶色のサイドバッグもお気に入り。
今はリアボックスでいいものがないか、探しているところです。

可愛いから見てほしいという、ただそれだけでした。

itoi